東海地震に関する地震・津波情報発表等への対応について
突然地震が発生した場合を除いて、気象庁から東海地震等に関連する事前の注意情報や予知情報が出された場合は、各段階において正確な情報収集に努め、安全確保のために原則として以下の行動をとることとします。
(1)東海地震注意情報が発令された場合(カラーレベル黄)
注意情報は、観測された現象が東海地震の前兆現象である可能性が高まった場合に発表されるものです。
- ア、生徒在校中
- 直ちに防災体制に入り、学業を停止して生徒を下校させ、注意情報が解除されるまで臨時休校とします。電車通学者は、車内放送に注意を払いながら安全に帰宅して下さい。
- イ、学校の始業前
- 臨時休校とします。
生徒は自宅にてテレビ、ラジオ、インターネット等により情報収集に努め、自宅・地域で避難準備に当たって下さい。注意情報が解除された場合は、台風の場合の(2)に準じて行動して下さい(*生徒手帳29頁に記載)。注意情報を知らずに登校してきた生徒については、安全を確認し速やかに帰宅させます。また、通学途中で注意情報が発令された場合は、登校せず自宅に戻って下さい。
(2)東海地震予知情報が発令された場合(カラーレベル赤)
予知情報は、東海地震が発生するおそれがあると認められ、「警戒宣言」が発せられた場合に発表されます。「警戒宣言」が発せられると、津波やがけ崩れの危険地域からの避難や交通規制などの対策が実施されます。
- ア、生徒在校中
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- 政府の呼びかけや名古屋市の防災体制にしたがって行動することになりますが、予知情報が解除されるまでは、全ての教育活動を停止し、学校待機とします。生徒は下校の準備をして速やかにスポーツコートに避難します(避難訓練時の隊列に整列)。
- 安全と判断される場合、徒歩及び自転車通学者は安全を確認しながら下校します。
- 交通規制が実施される可能性が高く、予知情報が解除されても電車が運行されない場合、電車通学者は学校でしばらく待機して下さい。
- イ、学校の始業前
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- 臨時休校とします。生徒は自宅にてテレビ、ラジオ、インターネット等により情報収集に努め、居住している地域の防災計画にしたがって避難に当たって下さい。
- 東海地震のおそれが無くなったという情報が出された場合は、台風の場合の(2)に準じて行動して下さい(*生徒手帳29頁に記載)。
(3)東海地震が発生した場合
東海地震や南海トラフを震源域とする大型地震が発生した場合は、何よりもまず避難を優先させます。気象庁や市役所等が発表する避難情報に基づいて落ち着いた行動をとって下さい。
- ア、生徒在校中に東海地震が発生した場合
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- 授業中に発生した場合は、すばやく机等の下に隠れて待機します。揺れが収まった段階で、火事の場合の③の避難経路にしたがってスポーツコートに避難します(生徒手帳の29頁に記載、放送により指示)。液状化が激しくてスポーツコートに入れない場合は、そのまま教室で待機し、指示を待って下さい(放送により指示)。
- 気象庁等の情報を受けて次の行動に移りますが、安全が確認されるまではスポーツコートで待機し、確認された場合は教室に戻ります。
- イ、学校の始業前に東海地震が発生した場合
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- 気象庁や居住地域の自治体の情報に基づいて、居住市町村が指定した避難所等において安全を確保して下さい。
- 学校は臨時休校とします。余震のおそれがあるため、地震が収まっても避難所または自宅に待機し、自治体などからの指示にしたがって行動してください。安全宣言が出され交通機関が途絶していなければ、台風の場合の(2)に基づいて行動し、担任に状況報告をしてください(*生徒手帳29頁に記載)。
(4)津波警報が発せられた場合
津波警報が発せられた場合は、津波の大きさにより避難に向けた対応が異なります。気象庁の発表にもよりますが、最悪の事態を想定した安全策が必要です。東海地震、南海トラフで生じる地震では、最大で5mに及ぶ津波が名古屋港に押し寄せると予測されています。津波からの避難は、予測される津波の高さよりも高い場所に逃げることが鉄則です。
- ア、生徒在校中に大津波が発生した場合
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- 本校の校舎及びその周辺の海抜標高は次の通りです。
正門前の道路 約1.2m 本館・南館・東館 本・南・東館1階 1.7m 1.9m 2.3m 体育館1階 0.2m 本・南・東館2階 5.7m 5.9m 6.3m 体育館2階 5.6m 本・南・東館3階 9.2m 9.8m 10.2m 体育館3階 9.0m 本・南・東館4階 12.7m 13.7m 14.1m 体育館4階 12.4m 滝春グラウンド 1.5~1.8m(入口付近0.8~1.0m) 元浜グラウンド 2.9~3.0m 名鉄大同町駅 1階改札ロビー=3.2m、プラットホーム=8.7m、線路敷=7.5m 伊勢湾に入り名古屋港にまで達した津波は、巨大なエネルギーをもって大江川や天白川を遡って来ることが予想されます。津波が各ふ頭の護岸や大江川・天白川の堤防を乗り越えてくるかどうかが避難のポイントになりますが、津波はその高さと同じ標高のところまで遡ってくると考えられていますので、その点を踏まえた避難が大切です。
- 気象庁が津波警報を発した場合は、落ち着いてより上の教室へと移動します。ただし、屋上には安全柵がありませんので、決して上がってはいけません(施錠中。放送にて指示)。津波注意報の場合は教室等において、次の指示を待つようにしてください。
A. 1m未満の津波が予想される場合は、教室・体育館で、そのまま待機し指示を待つ。
B. 1m以上の津波が予想される場合- 2階の教室の生徒は4階へ、1階の教室の生徒は3階へそのまま上がり、廊下に待避します。混乱の避けるために2階の教室の生徒―→1階の教室の生徒の順に移動します。
- 体育館にいる生徒は、全員3階に待避します。
- 滝春グラウンド、テニスコート、スポーツコートの生徒は、授業担当者の携帯電話に避難情報が入ったら、急いで校舎に戻り、3,4階に移動します。極めて緊急を要する場合、滝春グラウンドの生徒は大同大学のいずれかの建物の3階以上に避難します。
- 元浜グラウンドで練習中の野球部員は、近隣にある大同特殊鋼元浜寮に避難します。
(5)非常時における学校との連絡の仕方について
非常災害時に利用できる「災害伝言ダイヤルサービス(171)」により、連絡を取り合うようにします。災害時にこのサービスが始まると、テレビやラジオを通じて利用の仕方についての案内が行われます。「171」をダイヤルし、電話から流れてくるガイダンスに従って操作をします。
- 自分の伝言を録音する時
「171」をダイヤルする→
ガイダンスに従って、「1」を押し、「市外局番から自宅の電話番号」を押す→
伝言を話す(30秒以内)
「大同高校○組○番の☆です。○時○分に無事に家に着きました…」 - 学校からのお知らせを再生する時
「171」をダイヤルする→
ガイダンスに従って、「2」を押し、「市外局番から学校の電話番号」を押す
052-611-0511→
伝言を聞く(伝言が保存されているのは48時間以内です)
「学校は大丈夫です。△日から授業を始めます」
- インターネット、メールで学校と連絡する場合
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- 学校に安否連絡をする時: e-mail daido@daido-h.ed.jp
- 学校からの情報を確認する時: 学校のホームページ http//:www.daido-h.ed.jp/
- 本校の校舎及びその周辺の海抜標高は次の通りです。