卒業生の近況報告パート2! 大同大学棚村講師

大同高校から大同大学へ進学し活躍している卒業生を紹介するパーツ2では、この3月に博士課程を修了して4月より大同大学の講師として勤務している棚村壽三さんをとり上げます。

棚村さんは大同高校工業科の大同大学進学コースを卒業して、工学部建築学科へ進みました。卒業後2年間修士課程で学び、さらに3年間博士課程で材料環境工学を専攻して光田教授の指導のもとで「においの測定方法の開発」、「嗅覚測定」をテーマに研究を続けてきました。その後、情報学部情報デザイン学科のかおりデザイン専攻に移り研究を続けています。においに関する基準を設ける学会の委員としての活動やコペンハーゲンで行われた国際学会での発表など数々の成果が認められ、この4月より大同大学で講師を務めています。 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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棚村実験室(嗅覚測定装置)

 

研究室でパソコンに向かう棚村壽三講師

・・・博士課程修了の棚村講師のコメント・・・

・大学4年になるまではあまり勉強をした記憶がありません。大学4年になり建築環境の4要素の一つである空気に興味を持ち、においの測定の研究をするようになりました。大学4年になってがむしゃらに専門書を読み続けました。生まれて初めて本気で勉強に取り組み、得意でない英語も必要に迫られて必死で勉強しました。学部卒業時には就職も考えましたが、研究を続けたかったので大学院への進学を決意しました。修士・博士と研究を続けていますが、今でも勉強することは数多くあります。4月から大同大学の講師としてにおいの測定実習も担当しています。研究のかたわら、高校生の皆さんにもこういう研究分野があることを知ってもらうため、また、多くの人にかおりデザインに興味をもってもらえるように高校生対象の講座なども行っています。